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曲り瓦(まがりがわら) |
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大棟が直角に曲がるところに使うもので、冠瓦用のものが作られている。 |
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窓瓦(まどがわら) |
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屋根に天窓を開けたり、煙突用の穴を開けたりするのに用いる瓦。2枚で一つの天窓を構成するものから、20枚相当の部分を構成する、14枚からなる大きな天窓瓦まである。 |
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招き屋根(まねきがわら) |
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切妻屋根の一方を流れを長く、他方を短くした屋根。 |
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丸覆袖瓦(まるおいそでがわら) |
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切妻屋根の破風部分に用いられる瓦で、この袖瓦の隣の桟瓦との間に紐丸瓦を置いてつなげる場合に使われるのが丸覆袖瓦である。紐丸瓦が載せられるので、重ねしろ用の切込みがないのが特徴である。 |
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丸瓦(まるがわら) |
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本葺型の瓦は平瓦と丸瓦との組合せで葺かれる。丸瓦は古くは男瓦、牡瓦(おがわら)と呼ばれた。男瓦という呼び方は沖縄の赤瓦で今でも使われている。また和型の袖瓦と桟瓦をつなぐのに使う瓦は、紐丸瓦と呼ばれている。この紐丸瓦と区別するために素丸ともいう。しかし一般に丸瓦というと素丸を指している。丸瓦は胴と玉縁(たまぶち)とから構成される。玉縁側が水上に置かれ、この部分が胴の部分を重ねて葺く。丸瓦の寸法は胴の長さで呼ぶ。 |
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丸止瓦(まるどめがわら) |
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和形の棟で、鬼瓦を使わない場合に用いられる丸瓦の端の部分を覆う瓦で、丸瓦を冠瓦と呼ぶこともあるが、この場合は冠止瓦ともいう。 |
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廻隅(まわりすみ) |
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寄棟や入母屋の隅の軒先に使われる瓦を隅瓦(すみがわら)と呼んでいるが、いくつかの部分に分けたものを切隅(きりすみ)、一体になった瓦を廻隅という。廻隅はとんびとも呼ばれる。 |
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マンサード屋根(まんさーどやね) |
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フランスの建築家マンサールが考案した屋根で、腰折屋根とも訳されているが、腰折屋根は切妻であるのに対して、マンサード屋根は寄棟屋根の勾配が2段になったもの。ちなみに腰折屋根はギャンブラル屋根という。辞書でギャンブラル屋根は駒形切妻屋根と訳されている。マンサールは17世紀フランスの建築家でバロック様式を克服してフランス古典主義の建築様式を確立した。マンサード屋根は屋根裏部屋を広くするためのもので、屋根裏部屋を囲んで窓のある側面を急傾斜させ、その上に緩傾斜の屋根を載せたものである。 |
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万十軒瓦(まんじゅうのきがわら) |
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軒先に使用する瓦を軒先瓦、軒瓦と呼ぶ。このうち桟の先に小巴付けたものを万十軒瓦と呼ぶ。小巴の形が饅頭に似ていることから付けられたが、字が難しいことから万十という字が当てられている。 |