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屋根辞典 〜屋根に関する用語集〜
屋根に関する基礎的な用語から、専門的な用語まで屋根に関連する用語を幅広く収録してあります。
また、屋根部位や屋根形状についても絵つきで詳しく説明してあります。
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50音順索引
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50音順索引
な行
軒瓦(のきがわら)
  軒先に使用する瓦を軒先瓦、軒瓦と呼ぶ。また唐草瓦さらに略して唐草とも呼ぶ。軒瓦は万十軒瓦一文字軒瓦が一般的なもので、特殊なものとして木瓜剣唐草、垂剣唐草、花剣唐草、京花模様入唐草、京花模様入剣高唐草などがある。
   
軒巴(のきともえ)
  丸瓦の先に巴がついた瓦を巴瓦と呼ぶが、使用される部分で名称が異なる。一般には軒巴(のきどもえ)のことを巴瓦とも呼ぶ。軒巴は、本瓦葺き丸瓦の軒先部分や桟瓦紐丸瓦の軒先で使われる。軒丸瓦(のきまるがわら)とも呼ばれる。
   
軒丸瓦(のきまるがわら)
  丸瓦の先に巴がついた瓦で、本瓦葺き丸瓦の軒先部分や桟瓦紐丸瓦の軒先で使われる。軒巴(のきともえ)とも呼ばれるが、最近では軒丸瓦と呼ばれることも多くなってきた。
   
熨斗瓦(のしがわら)
  棟積みに用いる平瓦で、厚熨斗、薄熨斗、紐熨斗などがある。熨斗瓦は割って使うので、中心部に割り易いように筋が入っている。
   
熨斗積(のしづみ)
  熨斗瓦を重ねその上に伏間瓦を載せる棟積みを熨斗積という。台熨斗積、割熨斗積、雨熨斗積などさまざまな種類がある。
   
登り窯(のぼりがま)
  瓦窯(かわらがま)の一種で瓦を積んで焼き上げる焼成部が階段状にした窯で、斜面に全長11m、幅1.6mほどのトンネルを30°ほどの傾斜でくりぬいてつくったもの。日本の最古の寺とされる飛鳥寺の瓦窯として使われ、それ以後7世紀頃まで各地で使われた。7世紀以降は平窯が多く使われるようになった。
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