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軒瓦(のきがわら) |
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軒先に使用する瓦を軒先瓦、軒瓦と呼ぶ。また唐草瓦さらに略して唐草とも呼ぶ。軒瓦は万十軒瓦、一文字軒瓦が一般的なもので、特殊なものとして木瓜剣唐草、垂剣唐草、花剣唐草、京花模様入唐草、京花模様入剣高唐草などがある。 |
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軒巴(のきともえ) |
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丸瓦の先に巴がついた瓦を巴瓦と呼ぶが、使用される部分で名称が異なる。一般には軒巴(のきどもえ)のことを巴瓦とも呼ぶ。軒巴は、本瓦葺きの丸瓦の軒先部分や桟瓦の紐丸瓦の軒先で使われる。軒丸瓦(のきまるがわら)とも呼ばれる。 |
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軒丸瓦(のきまるがわら) |
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丸瓦の先に巴がついた瓦で、本瓦葺きの丸瓦の軒先部分や桟瓦の紐丸瓦の軒先で使われる。軒巴(のきともえ)とも呼ばれるが、最近では軒丸瓦と呼ばれることも多くなってきた。 |
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熨斗瓦(のしがわら) |
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棟積みに用いる平瓦で、厚熨斗、薄熨斗、紐熨斗などがある。熨斗瓦は割って使うので、中心部に割り易いように筋が入っている。 |
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熨斗積(のしづみ) |
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熨斗瓦を重ねその上に伏間瓦を載せる棟積みを熨斗積という。台熨斗積、割熨斗積、雨熨斗積などさまざまな種類がある。 |
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登り窯(のぼりがま) |
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瓦窯(かわらがま)の一種で瓦を積んで焼き上げる焼成部が階段状にした窯で、斜面に全長11m、幅1.6mほどのトンネルを30°ほどの傾斜でくりぬいてつくったもの。日本の最古の寺とされる飛鳥寺の瓦窯として使われ、それ以後7世紀頃まで各地で使われた。7世紀以降は平窯が多く使われるようになった。 |