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一文字軒瓦(いちもんじのきがわら) |
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軒先の垂れの下端が一直線になるようにした軒瓦。垂れの部分が凹面鏡のような形状をしている。数寄屋や門、塀など屋根を軽く見せたい場合などに使われる。垂れを長くした深垂れ一文字軒瓦や垂れの部分を内側に付けた中付一文字瓦、垂れの部分に模様を付けた模様入り一文字瓦などがある。 |
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燻し瓦(いぶしがわら) |
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銀色瓦、黒瓦とも呼ばれる、いぶし銀のような色とつやをした瓦。焼成の最後の段階で燻化し、瓦の表面に炭素の微粉をつきさすように付着させたもの。以前はだるま窯を使い、200〜250℃で「あぶり」として10時間、さらに550〜700℃で「中だき」として6時間、850〜1000℃で「本だき」として2時間、同じ温度で2時間の「練らしだき」を行う。この段階で煙出し穴を閉じて、松薪、松葉などを入れて焚き口など全てを閉めて燻しを始める。炭素と水分が化合して炭化水素となり、瓦の表面に付着する。現在では重油のトンネル窯を改良した還元窯により、燻し瓦も大量生産されている。燻し瓦は1989年には全国で4億9200万枚ほどが生産されており、出荷金額は574億円ほどである。全国に約730の燻し瓦メーカーがある。 |
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甍(いらか) |
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家の上棟や、屋根の棟瓦をさしているが、さらに瓦葺きの屋根そのものも例えば甍の並というように、甍ともいう。 |
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甍賞(いらかしょう) |
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粘土瓦の美しさと機能性を活かしつつ新しい使用方法を開発することを目的に実施されている、瓦屋根の設計実例コンクール。主催は全国陶器瓦工業組合連合会、全日本瓦工事連盟、日本経済新聞社。 |
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甍棟(いらかむね) |
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本瓦葺きの棟の下部に甍唐草と甍巴を葺き、その上に熨斗(のし)を重ねたもの。 |
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入母屋屋根(いりもややね) |
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上部が切妻のように二方へ勾配を有し、下部が四方へ勾配を有している屋根。類似したものにしろこ屋根があるが、入母屋屋根は上部の二方の勾配がそのまま軒まで連続しているが、しろこ屋根は上部の二方の勾配が下部の四方の勾配に比べ急になっている。入母屋の上部の破風の部分を入母屋破風と呼んでいる。 |