2001/9/10
http://www.kawarayane.com/
株式会社鶴弥
代表取締役社長  鶴見 栄
 
はじめまして、有限会社サージネット編集部の樅山です。 この『激対談シリーズ』のレポーターをさせていただきます。今後とも宜しくお願い致します。

今回の激対談は、株式会社鶴弥の鶴見社長です。株式会社鶴弥は、独自の特許製品を生み出し、創造性にあふれる企業活動を行っております。
では、株式会社鶴弥の今後の展望を紹介していきます。
 

会社名 株式会社鶴弥
本社ビル
住所 〒475-8528
愛知県半田市州の崎町2-12
創  業 明治20年
会社設立 昭和43年2月1日
資本金 149,885万円
代 表 者 代表取締役社長  鶴見 栄
従業員数 346名(平成12年度3月末現在)
URL http://www.try110.com
e-mail tsuruya2@d1.dion.ne.jp


名前 鶴見 栄
生年月日 昭和8年2月13日
役職 代表取締役社長
趣味 ゴルフ、読書
 
   
  こんにちは、はじめまして、サージネットの編集部の樅山です。  
 

   
  はじめまして株式会社鶴弥 鶴見 栄です。よろしくお願いします。  
 

   
  今回の取材では屋根業界の現状や展望についてお聞きしていきたいと思っております。よろしくお願いします。
 
 

   
  お手柔らかに。  
 

   
  この平成不況で住宅業界多大な影響があると思われますが、株式会社鶴弥さんへの影響はどうですか?  
 

   
  住宅関連業界は非常に厳しい状況におかれておりますが、弊社はおかげさまで4期連続の増収で推移しております。ただ、品目別に分析するとJ形の落ち込みをF形がカバーしている状況なので今後のJ形の動向が心配です。  
 

   
  ズバリ!不況を乗り越える対策、方法論は何でしょうか?  
 

   
  70%の稼働率(生産ラインが)で収益を上げる体質を造らなければならないでしょう。
住宅の需要期には瓦を作れば、作っただけ売れますが、今後はそういう状況はなかなか期待できないと思います。ですから需要の動向を把握しながら、生産調整を繰り返すしかないんです。生産調整をすれば当然収益率は売価が上がらない限り低下します。だから70%の稼働率でも収益をあげる体質を作っておかなければならないということです。

 
 

   
  業界全体の流れに着目してみたいのですが、近い未来の屋根業界商品的経営的戦略的にどのような方向になっていくと思われますか?  
 

   
  当然、住宅着工数が減少していくわけですから、現状の供給量は過剰になると思われます。よって業界内の淘汰は避けられないでしょう。そうなると施工店さんや住宅会社さんは良品を安定供給してくれる瓦メーカーを選択するようになると思います。

また、デフレ時代がいつまで続くかわかりませんが、自助努力により生産効率を上げて、品質の良いものをより安く生産して行かなくてはなりませんね。そういったことでは当社としては、J形では『エース』、F形では『スーパートライ110シリーズ』といった防災機能が盛り込まれ、付加価値のある商品を戦略商品と位置づけていきます。
 
 

J形防災瓦
『エース』
F形防災瓦
『スーパートライ110 タイプT』

   
  株式界社鶴弥さんでは、中期、長期目標は決定しているのでしょうか?  
 

   
  はい、『チャレンジ21』という中期経営計画があり、大目標としては『業界シェア20%』を目指しております。この計画を達成するために特に『スーパートライ110シリーズ』を戦略商品として位置づけております。  
 

   
  株式会社鶴弥さんの近い未来の営業展開方法はもうお決まりでしょうか?  
 

   
  既存のルートセールス・住宅会社への設計活動は継続して行います。それ以外に太陽光発電・リフォームにも力をいれていきたいと思っております。また、この『激探屋根資材ナビ』のような情報ツールを積極的に採用していきたいと思っております。  
 

   
  それでは最後に設計事務所様、工務店様へ一言お願いします。  
 

   
  当社は「より強く」「より美しく」「より取り扱いやすく」「よりお値打ちな」を経営理念として日々製品開発や生産管理に取り組んでおります。
きっと当社の商品はみなさまの家造りに貢献し、満足していただけると確信しております。今後とも『株式会社鶴弥』をよろしくお願いいたします。
 
 

   
  本日はいろいろ勉強になりました。今後、貴社のご活躍を期待しております。本日はありがとうございました。  
 
 
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